こんにちは!
ソーイングスクエア管理人です😊
本日の内容はこちら。
【ミシンの練習】JUKI職業用ミシン 厚物用針板への交換
愛用されている方が多いJUKIの職業用ミシン。
押えの下の金属板の部分を「針板」といいますが、この針板は薄地や厚地など、縫うものによって替えることもできるってご存じでしょうか?
職業用ミシンでは、基本的には標準針板がついていますが、とくに厚物縫いの機能が充実している「SL-700EX」や「SL-100」には、最初から厚物用針板というのが付属しています。
※「SL-100」は厚物用針板のみ。

厚地を縫う際に、標準の針板のままでも縫うことはできますが、厚物用針板に替えて縫うと、より縫いやすくきれいな仕上がりになりますので、是非針板を替えて縫ってみませんか?
今日は、標準針板と厚物用針板との違いと、交換のやり方をご紹介しますね。
特に交換のやり方はちょっとコツが必要なので必見ですよ!
まず、針板を比べてみましょう♪
左が標準針板、右が厚物用針板です。
どこが違うのかわかりますか?😁

違いはこの部分。
厚物用針板は針穴が大きく糸逃げ溝が深くなっているんです👍
厚物を縫う場合、生地の間を針が貫通する際に厚みで針がまっすぐに下りない時があります。場合によっては、針板にあたってしまって針が折れてしまうことも・・・

そういったことを防ぐために、厚物用の針板は針穴が少し大きくなっているのと、針が逃げやすいように糸逃げ溝が深くなっているんです。
また糸締りも良くきれいな縫い目に仕上がるそうですよ。
レザーや20番以上の糸を使用する際は、厚物用針板に替えるのがおすすめ!
では、針板の交換のやり方をご紹介していきますね。
こちらは、標準針板。最初からセットされているものです。

まず、この針板の2カ所のネジを外します。
ドライバーも付属してるものです。

外しました!

裏はこんな感じ。

2枚の板が組み合わせてあるので、ここから、右側の標準針板部分を外します。
針板を裏に向けたまま山折りにします。
先に下の部分から外すとやりやすいです。


その後に、上の部分をスライドして外します。

このように外すことができました✨

次に厚物用針板に交換します。
同じように針板を裏向けて山折りの状態にして持ちます。
今度は外した時と逆で、写真の上の部分をまず差し込みます。

突起部分を差し込んだら、この金属のパーツ部分を左側の上に沿わせるようにしながら針板を少し平らに。


その後に下の突起部分をはめて出来上がりです。

表にするとこんな感じ。

これをミシンに元のように取り付けます。
最初少し浮いてますが、ネジをしめると平らになります。

しっかり取付けました。

帆布のバッグの持ち手などの分厚い部分なども、このようにしっかり縫うことができましたよ♪

厚地を縫っていて、針が針板にあたって曲がったり折れたりしてしまったりしたことのある方や、もっときれいな縫い目で厚地を縫いたいという方は、是非、厚物用針板、試してみてくださいね✨